今2ヶ月間の糖尿病の研修に通っています。
現在糖尿病の方は、日本でもどんどん増え続けています。
病院で実習生として患者さんを受け持っています。
糖尿病は、初期の段階では自覚症状が乏しく、なかなか病気を受け入れられなかったり、軽く思ってしまったりすることが良くあり、症状が出現したときにはすでに病状がかなり進んでいるということが少なくありません。
そして更に厄介なことに、症状があるのにも関わらず、その病気の進行がゆっくりであったり命に関わらないために、危機感を持てなかったりすることもあります。
糖尿病の前段階である耐糖能障害というものがあります。
糖尿病の合併症で動脈硬化がありますが、頭に出ると脳梗塞、心臓に出ると心筋梗塞、足に出ると慢性閉塞性動脈硬化症です。特に心臓は、耐糖能障害の時期から病気が出現すると言われています。だから健康診断で少し正常値を超えたところの血糖値だからといっても安心することはできません。具体的には、食事前の血糖値で110～126mg/dlは、すこし正常値から外れていますが、注意が必要です。
それで、どうやって糖尿病にならないように、血糖値を正常化するかが大事になってきます。
一般的に言えば、
・食養生をする。
・適度な運動をする。
がメインです。それでどちらかと言えば食事のほうが重要になってきます。
食事は人間にとって、楽しみの一つ（そうじゃない方もいるかもしれませんが）。おいしいものを食べれば幸せな気持ちになったりもします。目の前においしいものがあれば、食べたくなる。でもそれをちょっと我慢する、ということが必要なこともあるでしょう。
・腹八分目
・バランスよく
・3食規則正しく
・よくかんでゆっくり食べる
そして、体重を適正な状態で維持する、と病院ではよく言われます。裏情報では、牛乳は飲まないほうがいいと聞いたこともあります。
症状がなく、血糖値も正常から少し外れた程度では、危機感がなかなか持てないでしょうが、そういうあなたこそ、今から何とかしていく必要があるのですよ！
糖尿病を持つ方って、本当大変なのですから。
