私は、ナースです。
いろいろあり、今はパートでナースをしています。
本業は、ヒーラー、タロットリーダーです。
ナースとして、ヒーラーとして、どうしてナースになったのか、何を目標にしてやってきたのか、
ふと気が付くと忘れていたので、最近は思い出す作業をしていました。
私は、高校一年の時にナースになることを決めました。
人と関わる仕事であり、これほど人の役に立てる仕事はないと思ったからです。
病気になった方々と接するときに、何を意図していたか。
まずは、やはりほっとするような癒し。
そして、これは病気をどういうふうに捉えるかということになってくるのですが、
私は、病気は必ずしもネガティブなことばかりではないと思っていました。
といいますか、病気を通して、その方がより大きく成長する機会だととらえていましたので、
病気の治療が最優先にはされましたが、お話しする機会をなるべくとるようにして、
その方が何かに気づいていくという作業を、ずっとしていたように思います。
しかし、業務が忙しくなりすぎて、なかなかお話しする機会もなくなり、
本来やりたかったことが、おざなりになっていきました。
病は気からと言いますが、本当にそうなのではないかと、思っているのですけど。
研究データで、こういうものがあります。
糖尿病患者さんに、落語か漫才を聞いてもらって、それで血糖値の変動を見るものです。
なんと、笑うと血糖値が下がるのです。
データとして、どこかが出していたと思います。
だから、その方の内面的な、精神的ないい状態にすることができたなら、
病気もいい方向へ向かうと、思っていました。
実際にやっていて、感じたのは、病気を持つ方々の意識をおいそれと変えることはできないということでした。
私は、ただ寄り添って、その方が気づくのを待つしかない。
その方が、いろんなことに気づいて、元気になっていく姿を見ることができた時は、
こちらもうれしいものでした。
今、私は透析専門のところにいますので、業務優先で忙しく、患者さんとお話しする機会は
ほとんどありませんが、今医療界全体としての現場はどうなっているのでしょうか。
医療従事者が、どのような意識で仕事をしているのかは、
患者さんにとって直接的に影響が出るものです。
身体的なことや、生活面、家族関係に配慮するのは当然ですが、
よりスピリチャルな意味で、病気をとらえるとしたら、
患者さん自身の気づきに意識を向けることが重要なのではないでしょうか?
だとすると、医療者自身がどれだけ目覚めているかが、患者さんの気づきに大きな影響を与えることになるかもしれません。
内面的、精神的な健やかさが、肉体の状態に影響を与えていることは多々あります。
医療者が、どういう意識で患者さんと対していくか、
それがそのまま、医療の世界の目指すものになります。
もし、延命優先、利益優先、業務優先としてきたなら、ここで考え直す必要があるのではないかと思います。