産経新聞から、こういう記事が出ていました。
8月20日のものです。
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新型コロナウイルスに関する日本感染症学会のシンポジウムが20日、東京都内で開催され、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長らが感染拡大の現状などについて見解を明らかにした。
尾身氏は「全国的に見ると(感染拡大は)だいたいピークに達したとみている」との認識を示した。同分科会メンバーの押谷仁・東北大教授も「大都市で数万人が死亡し、医療が崩壊するといった最悪のシナリオが起きる可能性は低まってきた」と指摘。ただ、接待を伴う飲食店を中心としたリスクについて、さらに低減させる必要があるとした。
また尾身氏は、クラスター(感染者集団)の発生が続く中、どんなに注意しても現状では完全な感染予防は不可能だと強調。「こういった状況では不安が生じるが、心の持ちようや対処方法を考えておき、冷静に対応することが重要だ」と述べた。
その上で「新型コロナの実態は、この半年でかなり分かってきた。クラスターが見つかることは不安ではなく、制御できる機会の発見で安心につながると考えてほしい」と提言。さらに国に対し、医療機関への人的、財政的な支援を迅速に行うことなどを求めた。
押谷氏は今後の社会のあり方について「全ての場でリスクゼロを求めると、社会や経済の活動を著しく制限せざるを得なくなる。新型コロナを正しく評価し、どこまでリスクを許容するかについて社会のコンセンサス(同意)を得ていくことが必要だ」と指摘した。
最悪シナリオ「可能性低まった」 新型コロナのシンポで専門家(産経新聞) - Yahoo!ニュース
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やっと、ここまで来ましたね。
私の医療現場でも、医療者や患者さんたちも、最初の出始めの頃の緊張感はもうありません。
それはそうです。
職場では、緊張感がない! 気持ちが緩んでいる! と言われても、そんなに長く、緊迫した状態を継続するということ自体が無理だと思います。
抵抗力が落ちて、コロナはおろか、他の病気になってしまいそうです。
やらなければ、人類が滅亡する! 地球がなくなる!!という事態なら、自分の命にかけて考えますけど。
でも、目の前には抵抗力のおちていらっしゃる方が大勢いらっしゃいますから、
当方、やることはやっていますよ。
そこはご安心ください。
このブログで以前書いた、接触感染、飛沫感染、空気感染の対策もそうなんですけど、
根本は、自分自身の免疫力が、最終的にものを言います。
そこは、上記の記事の赤線部分だと思います。
不安や心配は大きくなると、免疫力を低下させます。
不安や心配は、普段の自分のものの考え方から来ると思います。
もし、そういう傾向があるなら、この機会に修正できるといいですね。
まだ起こっていない未来の出来事に対してのネガティブな過剰反応です。
これは、外側で起こっていることに対しての単なる自分の反応だと思っているでしょうが、
それは、結局自分自身の世界を小さくして、人生をつまらなくしてしまいます。
どちらが自分にとって、幸せに通じる選択か、一度考えてみても損はないと思います。
免疫力について。
それは、抵抗力とも言いますが、
体の自然治癒力、回復力とも言えるのではないかと思います。
どうやって、それを高めていけるのか?
諸説ありますので、ご自身で情報を検索したり考察してみるのをお勧めします。
私がやっていることを一部ご紹介すると、イメージしやすいかもしれませんので、
ご参考までに。
*妄想をやめる(瞑想する)
*素直に自分の好きなことをする(仕事も同様 なるべくすべてにおいて)
*人のためになることを考えて、実行する
*なるべく自然に近いものを食す(いいサプリメントも摂取)
*自然とのかかわりを大事にする
まだまだやっていますけど、とりあえずここまで。
現実とか、原因を他のせいにすることはできますが、
それで終わってしまっては、自分にメリットはありません。
与えられた環境、状況で、自分に何ができるのか、何がしたいのか、を考えて、行動していきたい。
それは、もちろん、自分の幸せ、しいては周囲の幸せのためなんです。
自分らしさを取り戻し、免疫力を挙げていきましょう!
WhiteMoutnain