「三大流星群」と呼ばれるものがあり、1月のしぶんぎ座流星群、12月の双子座流星群、そして、今回8月極大を迎えるペルセウス座流星群を指します。
流星群、そう呼ばれるのは、多くの流星が確認されやすいからです。
特にペスセウス座流星群は、夜でも暖かい夏に観測されること、夏休みやお盆と重なるために夜更かしや遠出しやすいので、多くの方に容易な観測が可能です。
2017年のペルセウス座流星群の全活動期間は、7月17日頃から8月24日頃まで続きます。
特に活発な時期は、8月7日頃から15日頃までで、13日の午前4時が極大です。
ただし、8日が満月ですから、そのころは下弦の月がずっと出ているので、月を見ないようにして観測すると星が見やすいでしょう。
方角は、北東、北極星の右側になります。
流星自体は、方角にかかわらず、どこでも見ることができます。
放射点はペルセウス座 母天体はスイフト・タットル彗星
流星は、彗星などの天体から出る宇宙塵が大気圏内に突入して見られる現象。
彗星は、決まった軌道を通るため、塵がその軌道に残存し、
地球の軌道と交差した時に、見られる現象なのですね。
7月は、みずがめ座δ流星群(極大7/28)、やぎ座流星群(極大7/31)が出現します。
「みずがめ座δ南流星群」は、7月中旬から8月中旬頃に活動する流星群で、
単体では1時間に数個程度とそれほど目立った活動ではありませんが、
この時期はやぎ座α流星群がピークを迎え、
さらに3大流星群の1つであるペルセウス座流星群も飛び始めるため、
複数の流星群の共演により、両日は1時間に10個程度の流星を観測できると言われています。
流星観測数比較(1時間当たり)
ペルセウス座流星群(8月) 60個
しぶんぎ座流星群(1月) 40個
ふたご座流星群(12月) 30個
みずがめ座δ流星群(7月) 3個
やぎ座α流星群(7月) 3個
はくちょう座流星群(8月) 2個
対地速度比較
ペルセウス座流星群 59km/s
しぶんぎ座流星群 41km/s
みずがめ座流星群 41km/s
ふたご座流星群 35km/s
はくちょう座流星群 25km/s
やぎ座α流星群 23km/s
今週来るやぎ座流星群の流星が流れる速度はかなり遅いですよね。
遅いということは、ゆっくり流れる、長時間見ることができるということです。
さらには、途中で何回か爆発して火球になることも多いのが、やぎ座流星群です。
このように、7月末から、8月20日くらいまでは、多くの流星群がやってきます。
なので、一年のうちで一番多くの流星が見れる季節ですね。
みずがめ座δ(デルタ)流星群南群(7月12日~8月23日)マックホルツ彗星
やぎ座流星群7月3日~8月15日(極大7月31日)ニート彗星
ペルセウス座流星群7月17日~8月24日(極大8月13日)
はくちょう座k流星群8月3日~8月25日(極大8月18日)
この夏、流星群を山で見る。
ちょっといいと思いませんか?
そんな計画を立てています。
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