同窓会

【同窓会】

8月第3週末は、石川県はものすごい大雨でした。
その前の週末の台風もすごかったのですが、それ以上に雨の量が多かったのではないでしょうか？
そんな中、私は和倉温泉で同窓会をしてました♡
もう20年以上は会っていない、小学校・中学校の同級生でした。
子供の頃のキャラって、そんなに変わらない…というか、同窓生に会うと、しっかりそのころの状態に戻る現象が起きていました。
社会でいろいろあるんだろうけど、みんな素の状態に戻って、名前当てクイズに始まり、近況報告などなど、出される貴重な海の幸山の幸を食べることも忘れて、もうハイテンションで、話続けていました。（私はちゃっかり完食♪）
会が始まる前から外は激しい雨で洪水警報が出ているくらいで、私たちの会の盛り上がりに同調しているかのようでした。

会では、思いもかけないことが起こっていました。
「結婚式に参加してくれて、ありがとう。ずっと言わなかったけど、とても感謝していた。参加してくれたことで、結婚後踏みとどまれる、そんな場面があった。本当にありがとう」
もう20年以上昔の話で、当時特別に仲がいいわけでもなかったのですが、誘われて参加したことが、かすかに記憶の隅っこに残っていました。
そんなこと言われて、びっくりすると同時に、何気ない自分の行動がそうやって、何か人の役に立っていたんだと、うれしく思いました。

「あの時はごめんね。もっと部活動のとき協力してあげればよかった。ずっとそのことが気になっていた。」
そのころ、陸上部のキャプテンをしていた私。確かに大人数でまとめるのが大変だった(^^;　でも、協力してくれなかった…という記憶はほとんどなくて、全然気にしていなかったんだけど、どうやらそれを告白することで、彼女は気持ちがすっきりみたい♡

『生徒会の応援演説の時は、どうもありがとう。ほんと、感謝してます…』と私。
中学3年の時、先生に勧められ、やめておけばいいのに、目的意識もそんなになかったのに、生徒会に立候補。その時の応援演説してくれた、これまたそんなに特別仲がいいわけでもなかった男子がいました。その男子は一生懸命してくれて、生徒の笑いを取りながら、堅物の私にエール。
そのおかげもあり、なんと私はトップとほぼ並ぶ票数を集めて当選…
当選後、果たして生徒全体のためになることはできたのだろうか…悩みながら、重い荷物をしょって、目的地も見えぬまま、ただ、できることをやってはいましたが、気安い気持ちでやるものではないと、強く思った苦い経験。みんなに申し訳なかったという後悔が残っていました。
今回再会して、しっかりお礼してなかったかもと思いつき、上記の発言でした。
「おれは人前で話すことが苦手だったけど、あれがきっかけで人前で話すことに何とも思わなくなった。結構人前で話すことが好きなんだ。」
そういえば、同窓会の何かの場面でも、彼は立って、みんなに語りかけていた！
後悔の残っていた生徒会活動ではありましたが、彼の才能を表に引き出すお手伝いをしていたのだと分かって、私のしたことも無駄ではなかったのだと思いました。

思わぬところで人の助けになっているし、人に助けられている。
今はわからなくても、ずっと後になってわかることもある。
ハートをオープンにすると、感謝や癒しが自然と起こってくる。

今回の同窓会は、そんなことが巻き起こっていました。
翌日の朝、眠れぬ一夜をすごしたあと、静かに三三五五。
朝方までの激しい雨は、不思議に帰るころには小雨になっていました。