Gorah's Wings

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アスワン・ハイダム

イメージ 1エジプトは、以前からナイル川の氾濫に大変な苦労をしていました。
しかし、ロシアの援助を受けて1971年にアスワン・ハイダムが完成してからは氾濫はなくなりました。
長さ3600m、高さ111m、厚さは基部で980m、頂上部で40mあります。
このダムのお蔭でエジプトは、電気の増産、農業生産の拡大を得、
干ばつや洪水からも救われました。
その代償として、沢山の古代建築物がダムに沈むことになりました。
その中で救済措置をとられたものがあります。
有名なのが、アブシンベル神殿です。
砂岩の山をくりぬいた最大の岩窟神殿で、ラムセス2世によって作られたものです。
ダム建設時に、当時の技術を駆使して、無数のパーツに分けて現在の場所に移築されました。
春分の日になると、日の出の光が、まっすぐにある像を照らすのですが、
移築のために現在は2~3日ずれているそうです。
このイシス神殿も実は移築されました。
アスワンハイダムの前のアスワンダム建築時に、
フィラエ島にあったイシス神殿は半年の間浸水していましたが、
完全に水没することなく、1980年にアギルキア島に移築されました。