ここは、カルナック神殿。
神殿の柱や壁には沢山の壁画があるのですが、
この旅で廻ったどこよりも、色彩が残っていた場所の一つです。
神殿前の入り口付近でのワンショット。
なんだか、昔そこにいたかのように、雰囲気が一番マッチしていました。
このカルナック神殿は、テーベというところにあります。
実はルクソール神殿も近くにあります。
ナイル川の東側、すなわち太陽が昇ってくる生きた人々が住んでいる
アクロポリスにあります。
テーベの主神は、中王国時代(紀元前2000年頃)の中頃からアメン神でした。
テーベでは年に1回、オペトの祭という収穫祭が開かれ、
カルナック神殿にいるアメン神、その妻のムト女神、その子供のコンス神という3柱が、
ルクソール神殿に1か月間滞在していたとのこと。
日本の出雲大社のようなお話ですね。
(参考文献:ピラミッド文明・ナイルの旅 吉村作治)