先日実家で、「蛇がいた」と、複雑な表情を浮かべて話す母がいた。
蛇と言えば、一般には気味が悪い存在なのかもしれない。
しかし、人間にも、いろんな人がいるように、蛇にもいろんな蛇がいる。
だから、蛇と言っても、自分が持つイメージだけで、
気味の悪いものだと判断するのは、いささか早急すぎるのではないだろうか。
天照大御神降臨前の昔から、
蛇は、日本でも「神様」として、祭られてきているのはご存じだろうか。
そして、そのうちに、中国から仏教と同時に龍神、ドラゴンという存在が知られるようになり、
もともといた蛇と合わさって、祭られるようになったという経緯があるという。
蛇は、もともとは水と関係が深く、人の水への感謝と恐れ、から、
心の清めと祈りといった信仰への移り変わりから、祀られるようになった。
蛇は水生であること、またその姿が、川や虹、雷と形が似ているところから、
水の神様として信仰されたという説があるそうです(ビデオ参照)。
私と関わりの深い、マヤの創造神ククルカンも「羽毛のある光の蛇」であり、
マヤには、セノーテという、美しい泉が点在している。
また、エジプトのナイルの源流という場所の壁画にも、蛇が刻まれており、
古代エジプトの神々は、よく頭に蛇を巻いています。
インドで出会ったインド人ガイドが、改まった面持ちで、
突然、インドのナーガと日本の蛇神の信仰について、語り聞かせてくれた記憶が、
懐かしく思い出されます。
昨年2022年に、アジア・太平洋水サミットにおいて、
水に深い関心を寄せる天皇陛下が記念講演をされているのを拝聴して、
今までの疑問が晴れて、とても深い感銘を受けました。
30分ほどですが、ご興味ある方は、ぜひご覧ください。
自分を探求する喜を知るアデプトプログラム