あれは、父が冬に入院していた時のお話。
病院に面会に行って、ちょっと休憩をしにコンビニの前のテーブルで一息ついていた時のこと。
70代くらいの女性2人が、しばらく後にやってきて、隣の席で話を始めました。
この方たちも、きっと面会に来た方なのだろうと思いながら。
そこは天井が高く、20畳ほどの広さで、他には誰もいませんでした。
外はもうすでに日が傾き、雪がちらちらと舞っていました。
私は温かいコーヒーとクッキーのようなものをほおばり、
至福の時間を過ごしていました。
否応なく、お隣の話が聞こえてきました。
「あんた、あれは常識ないわね~。だってそうやろいね。
人のうちに行って、手土産も持たずに行くなんてことあるかいね。
常識がないわね、常識が。そんな考えわからんわ。
世の中どうかなってもうわ。」
・・・”常識”という言葉がやたらと聞こえてきました。
詳しい状況はわかりませんが、”常識”というものにはまっていた時期、
わたしもそれに縛られていたのだなと、懐かしく感じました。
と言っても、まだまだ完全に自由になったとは言えないと思っていますが、
それでもそういう目に見えない呪縛から、離れた今、
こういうことを耳にして、人はまだまだそういうものにとらわれて、
窮屈そうにしているということを感じました。
・・・”常識”という言葉には、
”道徳”
”倫理”
”ルール”
”規則”
”礼儀”
というような言葉も含まれているのかもしれません。
いずれにしても、大切にしたいと思うのは、表面的な行動よりも
どういう気持ちでそれをしてるのかということ。
内面を伴うこと、つまり、ハートを伴って行動することを大事に
していきたいと思っています。
もしかしたら、ハートのない行動をしない、という選択は
とても怖いことかもしれませんね。。。
こういうことを書いていると、
ふと中学時代にちょっとぐれていると言われていた
学ランを着ていたグループの人たちのことを思い出します。
私は、訳も分からず、規則に従ってやってた方でしたけど、
実はあの方たちの方が、そういうことはよく理解していたのかもしれませんね。
これからは、中身が勝負な時代到来と思われます(*^^)
どんどんピュアになることが加速されますね。