人間は、もしかすると、いや、むしろはるか昔から、普遍的なものに対する、
強い欲求があるのかもしれない。
不老不死の薬を求めたり、アンチエイジング、延命治療。。。
しかし、その希望とは裏腹に、この地球に存在する形あるものは、
私の知る限りにおいて、すべていつかは消滅してしまう。
目に見えるもの、形あるものは、いつかは消えてしまう。
それを、各々がどう受け止めていくのだろうか?
それをどのように受け止めていくのかで、人生の見え方まで違ってくるように思う。
少し前まで、私も、そのあたりで悶々として、
ついつい目先のことに振り回されてきたように思う。
なんとか自分の存在理由を自分なりに納得させてきたかもしれないが、
ことあるごとにそれは崩れ去り、肉体を持つ自分という存在が、
はかなくて、宇宙から見たらほんの小さな存在で、
あっても、なくてもいいものに感じた。
同じように感じた方はいらっしゃらないだろうか?
射手座という生まれ星座が、なおさらにそういう哲学的なことを
考えさせてきたのかもしれない。
しかし、その、自分はちっぽけで、存在しても存在しなくても、
宇宙から見たらたいした問題ではない、という長年の悲観的な考えは、
今は、私を襲ってくることはほとんどなくなった。
私は、普遍的なものを求め続け、あることをとうとう知ったからだ。
求め続けること。
自分にとって、それが重要なことであるならば、あきらめずに求め続けることで、
いつかその答えがもたらされる。
私は、今はそう悟っている。
死ぬまでわからないかもしれないと思っていたその答えを得た。
私は、以前にも増して、身軽になった。
本当にありがたいことだ。
わたしが知りたかったことは、ここにありました。。。アデプトプログラムーー
西の空で月と木星が会合している夜に。